幼子と共に登場した26歳の日本人女性(元信者)は、両親が統一教会に多くの献金をしていつも大変だったという。「毎月目標がある。今月は何百万円といった感じで」と、両親が借金をし続けていたことを明かした。
女性は、両親の理解できない行動の背景に教祖の指示があったという。「教祖がそうしろって言うんです。財産が全部なくなるぐらい日本人は献金しないといけないって」と述べた。
取材陣が「どうして日本人はそうしなければならないのか」と聞くと、女性はこう答えた。「日本が過去に韓国を占領してメシアのいる国を汚したから、謝り続けて統一教会に金を出さなきゃいけないって。」
またプサン(釜山)チャンシン(長神)大学のタク・ジイル教授が統一教会の経典「原理講論」を広げて見せながら「第二次世界大戦に参戦した日本やイタリアのようなところはサタンだと語っている」と説明した。
そして「日本にいる統一教会の信者が、これまで日本が犯した罪を償うため、韓国に、韓国だと言ったが実際には統一教会に献身しなければならないという名分で搾取が行われている」と述べた。続けて番組進行者が「軍国主義時代の日本が犯した罪に対して日本人が持つ罪意識、それを献金の名分として強調している」と解説。
安倍元首相を始めとした自民党勢力は「日本には過ちはない」とし、日本の謝罪を求める韓国人にヘイト感情をあおった。それなのに相当数の議員は、日本の罪意識と連結する統一教会の資金と組織の力で選挙を行なった。統一教会に関連する議員は112人だという報道もある。
大衆の前では「日本の無罪」を主張しながら、「日本の有罪」を根拠に献金を集めている統一教会と関係が深かった。このような二重的態度は、こうした議員らの真の意図が国民生活を向上させるためにないことを示している。岸田内閣の支持率が突然落ちたのには、このような二重性に対する国民の幻滅感も作用しているとみられる。
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