記念式で愛国歌を歌う将兵ら=15日、平沢(聯合ニュース)
記念式で愛国歌を歌う将兵ら=15日、平沢(聯合ニュース)
【平沢15日聯合ニュース】黄海海上の緊張状態が続くなか、朝鮮戦争以降で初の南北戦と分類される第1延坪海戦から10年を迎えた15日、京畿道平沢市の海軍第2艦隊司令部で、第1延坪海戦勝戦10周年記念式が開催された。海軍は祖国の海と北方限界線(NLL)を死守するとの決意を新たにし「敵の挑発場所が沈没場所になるよう現場で撃滅する。心と志をひとつに一致団結し、必勝の伝統を継承する」と誓った。
 丁玉根(チョン・オクグン)参謀総長は、記念のあいさつを通じ、第1延坪海戦は韓国海軍が先端兵器システムと強い精神戦力、完ぺきな作戦が調和し成し遂げた記念碑的勝利だったと評価した。また、過去に2度の延坪海戦があったことから、第3の海戦がいつでも起こり得ることを肝に銘じ、いつどのような状況でも必ず勝利し、勝利の伝統を継承してほしいと呼びかけた。
 第1延坪海戦は、1999年6月15日NLLを侵犯した北朝鮮警備艇の奇襲攻撃により始まった南北銃撃戦。韓国海軍は哨戒艦1隻、高速艇4隻の船体の一部が破損し、将兵9人が軽傷を負った。北朝鮮軍は魚雷艇1隻沈没、艦艇5隻大破、艦艇4隻中破で、少なくとも30人余りが死亡し70人余りが負傷する大きな被害を受けた。2002年6月29日には、2回目の南北銃撃戦、第2次延坪海戦が発生した。

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