記念式で韓首相のあいさつに耳を傾ける出席者=29日、ソウル(聯合ニュース)
記念式で韓首相のあいさつに耳を傾ける出席者=29日、ソウル(聯合ニュース)
【平沢29日聯合ニュース】「第2延坪海戦(西海交戦)」開戦から7年を迎えた29日午前、京畿道平沢市の海軍第2艦隊司令部内の同海戦戦跡碑前で記念式が行われた。式は昨年に続き政府主管で開かれ、参戦者や遺族はもちろん、韓昇洙(ハン・スンス)首相、憲法機関主要関係者、政党代表、市民ら1500人余りが出席した。
 第2延坪海戦は韓日サッカーワールドカップの準決勝が行われた2002年6月29日、黄海の北方限界線(NLL)を侵犯した北朝鮮の警備艇2隻が、対応出動した韓国海軍の高速艇に奇襲攻撃を加えて発生した海戦。25分余りの交戦で韓国側は6人が戦死、18人が負傷したほか、高速艇が沈没した。北朝鮮軍も13人が死亡、25人が負傷。警備艇は大破された。
 記念式は献花と焼香、経過報告、記念公演、記念のあいさつと進められた。韓首相は6人の戦死者の名前を読み上げ、「最後の瞬間までも韓国の海を死守した護国英雄らは国民の心の中に生きており、大韓民国は6人の名前を永遠に記憶する」と述べた。
 また、「第2延坪海戦は黄海NLLを死守するため、勇敢な海軍将兵らが北朝鮮の奇襲挑発を全身で阻止した勝利の海戦」だと説明。当時は十分な追慕行事もなく、寂しく6人の英雄を見送ったが、李明博(イ・ミョンバク)政権は昨年に西海交戦から第2延坪海戦へ名称を変え、韓国海軍が勝利した戦争として再評価していると述べた。
 続けて、何より重要なのは二度と延坪海戦のような悲劇が繰り返されないようすることだと指摘、そのためには国力を高めて朝鮮半島の非核化を実現し、確固たる平和を定着させていくべきだと強調した。

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