老斤里事件犠牲者遺族会の主催で開かれた慰霊祭では、生存被害者や遺族500人余りが出席し、献花、焼香、慰霊、追慕辞などの順で、亡くなった犠牲者を追悼した。
追悼公演では、1995年から日本や海外での公演を通じ反戦・平和活動を行っている日本の「悪魔の飽食」をうたう合唱団による韓国公演も行われた。合唱団は、第二次世界大戦当時の大日本帝国陸軍・731部隊による人体実験の実態を告発したベストセラー「悪魔の飽食」(1981年発刊)を著した森村誠一さんが組織したもので、一般市民らで構成される。
遺族会のチョン・ウンヨン委員長は、「理由もなく亡くなった犠牲者を追悼するために毎年慰霊祭を開いている。ことしは日本の市民合唱団が戦争を惨状を知らしめる謝罪公演を行い、宿願だった犠牲者合同墓地も造成され、感慨を新たにした」と話した。
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