また、韓国の持続可能な発展に向けた原動力として海洋資源を挙げ、漁場や水資源の管理などに尽力するよう促した。「韓国は非常に長い海岸線を持っており、相当な沿岸資源を有しているため、これをきちんと保護していくことが重要だ」と助言した。
女性初のノーベル経済学賞受賞者に選ばれた所感を問うと、「非常にうれしく、皆に感謝している。同僚の女性学者にも自分の分野を維持しながら努力を続けるように言いたい」と答えた。
オストロム教授は共有資源研究の先駆者とされ、山林や漁場、湖などの共有地は管理が不十分だとする伝統的経済理論「コモンズの悲劇(共有地の悲劇)」に新たな解法を提示した。これまで、共同体中心の協力体系を通じて共有財産を効率的に管理し、環境破壊も防げるとの主張を展開してきた。
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