離任式であいさつする鄭雲燦氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
離任式であいさつする鄭雲燦氏=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】鄭雲燦(チョン・ウンチャン)首相が11日、離任式に臨み、約10か月間務めてきた首相職を退いた。
 鄭首相は離任式で、「国民の汗と涙、喜びとやりがいを共に分かち合うことができ幸せだった」と、在任期間を振り返った。また、「韓国民の底力ならできないことは何もない」とし、今後は世代間、階層間、理念間の葛藤(かっとう)を調整するバランサーの役割を担いたいと抱負を語った。
 政府に対しては、「やるべきことをやらない政府やすべてのことをできると信じる政府は、国や国民に害悪をもたらす。何よりも政策の基本方向を正しく定め、政策推進過程で生じる可能性がある副作用や問題点は最小化すべきだ」と強調した。公職者はいつでも国家権力の横暴を懸念し、国民の尊厳性と基本権が損なわれないよう細心の関心を向けるべきだと呼びかけた。

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