キム・ジュソンEAFF事務総長は30日、聯合ニュースの取材に対し「韓日戦後に日本の選手団長が競技監督官に横断幕に関して遺憾の意を表明し、事後措置と評価を求める書簡を提出した」と明らかにした。また、今回の件に関する過程を正確に把握する必要があると述べた。
一方、試合では日本の応援団の一部が日本の帝国主義を象徴する旭日旗を掲げたため、主催者側が制止した。また、韓国側の応援団は伊藤博文を暗殺した独立運動家、安重根(アン・ジュングン)や、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)で朝鮮水軍を率いた李舜臣(イ・スンシン)の巨大肖像画も広げた。
大韓サッカー協会は韓国側応援団が掲げた横断幕が政治的に解釈される恐れがあるとして撤去を要請した。これに対し韓国側応援団は大韓サッカー協会に抗議し、後半戦の応援をボイコットした。
菅義偉官房長官は29日の記者会見で、韓国側応援団の横断幕について、「極めて遺憾だ」と発言。事実関係を確認しており、明らかになった段階で適切に対応したいと述べた。
大韓サッカー協会は事態の推移を見守り公式な立場を決定するとしている。協会関係者は「日本協会の書簡は遺憾の意を示すもので、提訴するというレベルではない。両国の協会は問題が大きくなることを望んでいない」と話した。
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