【ソウル聯合ニュース】韓国の広報活動に取り組む誠信女子大の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が、在日韓国・朝鮮人が多く暮らす京都市南区の東九条を広く知ってもらおうと、エリアマップの製作を後押しした。 1920年代以降、東山トンネルと鴨川堤防の工事に伴い朝鮮半島出身者が京都駅の南に位置する東九条に集まって暮らすようになった。1945年の光復(日本植民地支配からの解放)と朝鮮半島分断後、在日コミュニティーが形成された。 住民らは在日韓国・朝鮮人に対する差別の象徴だったこの地域を知ってもらい活性化させ、多文化共生を目指そうと、在日韓国・朝鮮人と日本人が交流できる祭り「東九条マダン」を1993年から開催している。 また、歴史と文化を守るため、南区から補助金を受け、エリアマップの製作にも乗り出した。これを知った徐氏が5000部の印刷・製作費の全額を支援した。 マップは在日韓国・朝鮮人が経営する飲食店や商店、日本人の店、公共施設などを詳しく紹介している。韓国語版と日本語版のほか、中国語版、英語版がある。マップに表示された店舗などで無料配布する。 徐氏は光復70周年を機に、東九条だけでなく日本にあるほかの在日コミュニティーのマップ製作を支援する予定だ。 mgk1202@yna.co.kr
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