セウォル号オーナー、セモグループ故兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長の長男の「護衛武士」パク・スギョン氏が控訴審でも「犯罪の事実をすべて認め、深く反省する」とし、裁判所に善処を訴えた。
セウォル号オーナー、セモグループ故兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長の長男の「護衛武士」パク・スギョン氏が控訴審でも「犯罪の事実をすべて認め、深く反省する」とし、裁判所に善処を訴えた。
セウォル号オーナー、セモグループ故兪炳彦(ユ・ビョンオン)会長の長男テギュン(45)氏の逃避を助けた容疑(犯人逃避)で、1審にて執行猶予を宣告された「護衛武士」パク・スギョン(35、女性)氏が控訴審でも「犯罪の事実をすべて認め、深く反省する」とし、裁判所に善処を訴えた。

 ソウル高裁で20日開かれた控訴審初公判であり結審公判で、パク氏側の弁護人は「テギュン氏の気の毒な状況を放っておけずしたことで、これまでまじめに生活しており、前科もない」と強調した。

 検察は特に理由は明らかにせず、「控訴棄却」の意見を出し、裁判所に原審同様の判決を下すことを要請した。

 パク氏は最終弁論で「テギュン氏とその家族との親しい関係のために、テギュン氏が極度に鋭敏になり、不安がっている状況で(逃避を助けることが)犯罪であるとわからなかった」とし「深く反省しており、善処してくださるなら一生感謝しながら生きていく」と涙で訴えた。

 続けて「数日前、1番上の子供が小学校に入学したが、友達の間で私のうわさで二重、三重の苦痛を受けていないか心配だ」とし「今現在、社会的に全てのものを失ってしまい、2人の子供まで奪われる状況に置かれた」と付け加えた。

 パク氏側の弁護人はパク氏が大韓テコンドー協会審判と韓国体大時間講師などで熱心に働いてきたので、禁固以上の執行猶予刑が確定した場合4~5年間、教授任用が不可避になる点をあげ、大学定款などを参考資料として提出した。

 パク氏がこの日午後2時ごろ、白いコートを着て法廷に入った。被告人審問が行われる間、弁護人の質問には小さな越えで「はい、そうです」を繰り返した。最終弁論をするときは自身の現在の状況が困難だという点を強調しながら数回、涙声で話した。

 テコンドー選手出身で「ユ・テギュンの護衛武士」と呼ばれていたパク氏は昨年4月から7月まで、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)にあるオフィステルでテギュン氏の逃避を助け、3か月以上隠して過ごした容疑で、昨年8月に拘束起訴された。

 検察は昨年10月の1審結審公判でパク氏に懲役6か月に、執行猶予1年を求刑し、裁判所は懲役8か月に、執行猶予2年を宣告した。

 1審結審公判当時、パク氏は最終弁論で「社会的な物議をかもした点を深く反省している」とし「最後の望みはずっと夢見て努力していた教壇に立つことであり、(教壇に)立てるようにお願いする」と述べた。

 テギュン氏と逃避前にテコンドー国際審判として活動にしており、博士論文を準備していたパク氏は「禁固刑以上の刑を受けたら、生涯の夢である教授をすることができない点を考慮して、罰金刑を下してほしい」と要請した。

 教育公務員法などによると禁固以上の刑の執行猶予を宣告された場合、一定期間、教員になることは不可能だ。

 なお、パク氏への宣告公判は来る4月3日午前10時に開かれる。



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