軍当局が分析、北軍事費は102億ドル（1.2兆円）＝韓国の3分の1

北朝鮮の軍事費規模は、韓国の3分の1水準であるという国防当局の分析結果が14日、提起された。

　韓国国防部はこの日、韓国国防研究院（KIDA）による昨年の研究結果の一部を公開し、北朝鮮の昨年の軍事費が実際の購買力為替レート（PPP）基準で102億ドル（1.2兆円）水準だったと明かした。

　昨年、韓国の国防予算は325億ドルで、北朝鮮の軍事費が韓国の3分の1にわずか及ばない規模となる。

　北朝鮮は去る9日、最高人民会議で軍事費が国家総予算の15.9%だと発表。これを土台に推算すると、北朝鮮の軍事費は1億5000万ドルと推測されることが明かされた。だた、これは経常維持費のみ該当し、北朝鮮の経済と軍事費支出の特殊性を勘案して分泌・不足している部分と戦力増強比を含めると、102億ドル水準であるとの説明だ。

　KIDA側の分析を参考にすると、北朝鮮の軍事費は最近まで概ね増加していることがわかる。

　2011年、KIDAは2009年の北朝鮮における購買力基準の軍事費を87億7000万ドルと推測。昨年まで約15億ドルの軍事費が増加したことになる。