企業としては、思わぬかたちで”時の人”ならぬ”時の企業”となってしまったわけだが、ロッテといえば、誰もが一度は耳にしたであろうキャッチフレーズがある。それは「お口の恋人・ロッテ」。
このキャッチフレーズは、一世を風靡した日本のコントグループ(音楽バンド)の「ザ・ドリフターズ」メンバー、仲本工事(74)の実母が考案したもの。ロッテ従業員ではなく、一般公募によるものだった。息子・仲本工事が幼い頃、駄菓子屋を営んでいた母親が「キャッチコピー募集」を見て応募。みごと、これが採用されたという。
進駐軍の”チューインガム”を見て、重光会長がガム製造をスタートさせたことから、ワールドワイドな企業へと発展したロッテ。口に爽快感を与えるガムのように、ずっと寄り添う”恋人”のような存在を目指していたはずが…。思わぬところで”恋人破局”の危機に陥ってしまった。今後、イメージ回復と立て直しは図れるのだろうか。
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