北朝鮮、核兵器”最大22”生産可能な核物質を保有＝米国研究機関

米国科学国際安全保障研究所（ISIS）が、北朝鮮が核兵器22個を生産可能な核物質を保有していると分析した。

　米国ISISは7日（現地時間）、北朝鮮のプルトニウムとウラン在庫を推定した報告書を発表し、このように明かしたとボイス・オブ・アメリカ（VOA）放送が9日、報じた。

　報告書によると北朝鮮は、昨年末の基準で、再処理の過程を経て分類したプルトニウム30～40キロを保有していると推定した。また、北朝鮮が延辺（ヨンビョン）核施設の遠心分離機を稼働し、濃縮ウラン100キロを確保した可能性があると観測した。

　万が一、米国情報機関の推測通り、北朝鮮が第2の遠心分離機まで稼働させたならば、保有量は最大240キロに達する可能性もあると研究所は推算している。

　これら推定値をすべて考慮すると、15個から最大22個の核兵器が生産できると報告書を推定。しかし、実際の核兵器製造過程で、計算分量より40%をさらに使用することを勘案すると、北朝鮮が現在保有する核武器は10～16個程度である、と明らかにした。