にぎわうソウルの都心(資料写真)=(聯合ニュース)
にぎわうソウルの都心(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が7日発表した調査結果によると、韓国の人口(外国人含む)は昨年11月1日基準で5107万人と集計された。5年前の2010年(4971万人)に比べ2.7%増加し、「人口5000万人時代」を迎えた。 だが、地域別、年代別に見ると、首都圏への一極集中や少子高齢化が浮き彫りになる。 ◇年平均0.5%の人口増加 2010年以降における韓国の人口の年平均増加率は0.5%だった。1985年(4045万人)に4000万人を突破してから30年で5000万人の大台に乗った。 昨年11月1日基準の人口は、男性が2561万人で10年に比べ2.7%、女性が2546万人で2.8%、それぞれ増加した。 首都圏(ソウル市、仁川市、京畿道)の人口は全体の49.5%を占める2527万人で、比率は10年に比べ0.3ポイント上昇した。 市・道別に見ると、京畿道の人口が全体の24.4%を占め最も多く、4人に1人が京畿道に住んでいる計算になる。次いで、ソウル市(19.4%)、釜山市(6.8%)、慶尚南道(6.5%)の順。 ◇14歳以下の人口は100万人近く減少 14歳以下の子どもの人口は昨年11月1日基準で691万人(全体の13.9%)と、10年に比べ97万人減少した。一方、65歳以上の高齢者は657万人(全体の13.2%)で10年に比べ121万人増加した。 全体的に45歳以上の人口は10年に比べ全ての年齢層で増加したが、45歳以下の人口は20~24歳を除き減少した。 生産年齢人口(15~64歳)100人に占める高齢者の人口は2010年の15.1人から15年は18.1人に増加した。 ◇中位数年齢が初めて40代に 韓国の中位数年齢は41.2歳で10年(38.2歳)より3.0歳上昇し、初めて40代に入った。中位数年齢は全人口を年齢順に並べたときに真ん中にくる人の年齢。 日本やドイツ(いずれも46.5歳)、英国(43.4歳)よりは低いものの、フランス(41.1歳)や米国(37.8歳)より高い。 また、韓国の全ての市・道が、高齢者の割合が7%を超えた高齢化社会となった。特に全羅南道(21.1%)は広域自治体で初めて、65歳以上の人が人口の20%以上を占める超高齢社会となった。 ◇韓国の名字は5582種類 韓国の名字は5582種類あり、金(キム)、李(イ)、朴(パク)、崔(チェ)、鄭(チョン)、姜(カン)、趙(チョ)、尹(ユン)、張(チャン)、林(イム)の順で人口が多かった。 この10の名字が全体に占める割合は2000年の64.1%から15年は63.9%に0.2ポイント低下した。最多の金氏は1069万人(21.5%)で、李氏が731万人(14.7%)、朴氏が419万(8.4%)となった。 ◇シングルマザー・ファザーは3万5000人 18歳以下の子どもを育てるシングルマザーは2万4000人、シングルファザーは1万1000人と集計された。 シングルマザーを年齢別に見ると、35~39歳が19.4%と最も多く、シングルファザーは40~44歳が22.6%で最多だった。 ◇韓国居住外国人は136万人 韓国に住む外国人は10年の96万人から15年は136万人と41.6%増加し、初めて100万人を突破した。全人口に占める割合は2.7%。10人に6人(62.9%)は首都圏に居住している。 国籍別では、中国系(韓国系中国人、台湾出身者含む)が半数以上の51.6%(70万人)を占めた。このうち韓国系中国人は50万人だった。 2000年と比べると、ミャンマーが4000人から1万8000人と322.8%増加した。また、カンボジアが1万1000人から4万1000人と272.2%、ネパールが9000人から2万9000人と203.8%、それぞれ増加した。
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