【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が5~6日に訪朝した際に北朝鮮と合意した韓国の芸術団の訪朝公演に、ベテラン歌手のチョー・ヨンピル、イ・ソニが出演する。中堅歌手のユン・ドヒョン、
ペク・チヨンにも出演依頼があったことが19日、歌謡界関係者の話で分かった。 公演は4月初旬に平壌で開かれる。同月末に予定された南北首脳会談の事前行事であり、2月の平昌冬季五輪に合わせた北朝鮮芸術団の韓国公演に対する答礼も兼ねる。芸術団の音楽監督には作曲家で歌手としても知られるユン・サン氏が内定しており、公演について協議するため今月20日に軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で開催する南北実務接触でも首席代表を務める。 チョー・ヨンピルとイ・ソニは平壌公演の経験がある。 今年デビュー50周年のチョー・ヨンピルは、2005年に平壌の柳京鄭周永体育館でソロコンサートを開き、「釜山港へ帰れ」や「チングよ(友よ)」などの代表曲を披露した。当時、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長とも会っている。 この会場は南北が共同で建設した施設で、北朝鮮事業に積極的に取り組む韓国・現代グループ創業者の故鄭周永(チョン・ジュヨン)名誉会長の名前をとっている。その03年の開館記念の音楽会で、イ・ソニは他の出演者と共にステージに立ち、代表曲「Jへ」などを歌った。同曲は今年2月に北朝鮮芸術団が韓国公演で披露した。 ユン・ドヒョンのYB(ユン・ドヒョン・バンド)は一度平壌で公演した経験がある。ペク・チヨンは今回出演すれば初の訪朝となる。ユン・ドヒョンとペク・チヨン側はともに出演依頼があったことを認めながらも、出演は決定していないとしてそれ以上のコメントを控えている。このほか、アイドルグループが芸術団に加わる可能性もある。
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