南北合同公演で韓国歌手イ・ソンヒとデュエットした北朝鮮歌手が話題…実質的な“ボーカルリーダー”
南北合同公演で韓国歌手イ・ソンヒとデュエットした北朝鮮歌手が話題…実質的な“ボーカルリーダー”
平壌(ピョンヤン)での南北合同公演で韓国歌手イ・ソンヒ(53)と呼吸を合わせた北朝鮮歌手が話題だ。彼女は多彩な歌唱力を誇るキム・オクジュであることが伝えられた。イ・ソンヒとキム・オクジュの二重唱が際立った南北合同公演は3日、平壌市・柳京鄭周永体育館で1万2000席の満員の中、成功裏に終了した。

 南北芸術団は北朝鮮の観客の前で、短い練習にも関わらず最善を尽くし、南北和合の熱意を見せた。朴春男(パク・チュンナム)文化相、玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵(サムジヨン)管弦楽団団長、都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官、金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党中央委員会副委員長、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長ら南北の関係者をはじめ、北側の市民が1万2000席規模の客席を満たした。

 イ・ソンヒとキム・オクジュは「Jに」をデュエットした。キム・オクジュは天の川管弦楽団の牡丹峰(モランボン)重唱組の歌手で、民謡からロシアポップ音楽まで多彩な歌唱力を見せるベテランだという。実質的な“ボーカルリーダー”との評価を受ける。

 キム・オクジュは2017年、牡丹峰楽団の地方公演で“陸軍少佐”の階級章を付けて公演に参加し、最近では三池淵管弦楽団公演のため韓国を訪れた。

 公演後、イ・ソンヒは「オクジュさんに初めてお会いしたが、声を聴いて感動した。観客の目や姿から温かい配慮を感じ、感謝の気持ちで歌った」と伝えた。

 彼らは最終公演成功に向け、前日2日の午後5時~11時まで合同練習を実施。歌唱法の異なる彼らだが、和気あいあいとした雰囲気の中で、互いに理解しようと会話を交わしながら公演準備に励んだという。

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