韓国政府「国際社会と共に努力」　北朝鮮人権侵害非難決議の採択に

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の当局者は18日、国連総会本会議が17日（米東部時間）に北朝鮮の人権侵害を強く非難する決議案をコンセンサス（議場の総意）により無投票で採択したことに関し、「政府は北の住民の人権が実質的に改善されるよう国際社会と共に努力していくという基本的立場からコンセンサスに加わった」と、記者団に語った。

　同当局者は、「決議が現在進行中の（北朝鮮との対話・交渉などの）外交努力や、（朝鮮戦争などで生き別れになった）離散家族問題の根本的解決に向けた南北首脳会談での合意を歓迎していることを評価する」とも述べた。

　国連は北朝鮮の人権侵害を非難する決議を2005年から毎年採択しており、今年で14年連続。韓国政府は08年から同決議案の共同提案国に加わっている。