【ヘルシンキ聯合ニュース】フィンランドを国賓訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日午前(日本時間同日午後)、ニーニスト大統領と首脳会談し、朝鮮半島と欧州の安全保障情勢や両国の関係強化などについて議論した。 文大統領は韓国政府の朝鮮半島平和プロセス政策を説明し、今年下半期から欧州連合(EU)理事会の議長国を務めるフィンランドの支持を要請した。 韓国青瓦台(大統領府)によると、ニーニスト大統領は朝鮮半島の平和定着に向けた韓国政府の努力に共感を示し、引き続き支持する意向を表明した。 両首脳は文大統領のフィンランド訪問を機に、両国の協力分野をスタートアップの育成・交流や第4次産業革命への対応、防衛産業、エネルギーなどへと多角化することに関しても意見交換した。 文大統領は韓国の自走砲K9の輸入国であるフィンランドとの防衛産業協力の拡大に期待を表明。次世代通信規格「5G」や人工知能(AI)分野などでも緊密に協力することで一致した。 また、釜山とヘルシンキを結ぶ直航便の就航や国民の交流などを通じ、人的交流を拡大することにした。 韓国大統領のフィンランド国賓訪問は13年ぶりとなる。
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