朴智元氏(資料写真)=(聯合ニュース)
朴智元氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴智元(パク・ジウォン)国会議員は20日、記者懇談会を開き、文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の特使として日本を訪問し、自民党の二階俊博幹事長らと会談したことを明らかにした。 朴氏は1998年に小渕恵三首相(当時)と「韓日共同宣言(21世紀に向けた新たな韓日パートナーシップ)」を発表した故金大中(キム・デジュン)元大統領の最側近の一人で、政界の重鎮。二階幹事長とは親交が深いという。 朴氏によると、会談は19日午後、大阪で5時間45分間行われ、日本からは二階氏のほか、林幹雄自民党幹事長代理と小泉龍司衆院議員が出席した。朴氏には錦湖アシアナグループの朴三求(パク・サムグ)前会長が同行したという。 朴氏は対立が深まっている両国関係の懸案を巡り、「さまざまな話をしたが、実質的に何らかの合意を行う立場ではない」とし、具体的な言及は避けた。 朴氏は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本に対し、対話と協力を呼びかけた光復節(日本による植民地支配からの解放記念日、8月15日)の演説について、「二階幹事長も演説の内容を十分知っていた」として、「演説について言及はしなかったが、日本側も相当に肯定的な評価をしたのではないかと推測できた」と説明。「二階幹事長は日本の議員が韓国を訪問し、観光客も韓国を訪れ議会と民間レベルの交流を拡大していくこと、青少年交流や文化、スポーツ交流を強化していくことも良い方法だと話した」として、「未来志向的に解決していくべきだという共感を得た感じだった」と述べた。
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