CTBT発効促進会議は1999年から2年ごとに米ニューヨークやオーストリアのウィーンで開催され、今回の会議は25日(米東部時間)、国連総会が開かれているニューヨークで行われた。
VOAによると、宣言文では北朝鮮核問題を巡る6カ国協議など平和的方法による「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」の重要性を強調し、関連国間の首脳会談開催などの外交的努力を歓迎するとした。
また、2006年以降に北朝鮮が6回にわたり行った核実験について、国連安全保障理事会の関連決議の全面的な履行が重要だと強調し、北朝鮮にCTBTを批准するよう求めた。
CTBTはあらゆる核実験を全面的に禁止する条約で、1996年に国連で採択された。世界196カ国のうち184カ国が署名し、168カ国が批准した。
しかし、条約発効には発電用・研究用原子炉を保有する44カ国全ての批准が必要だが、このうち米国、中国、イラン、エジプト、イスラエル、北朝鮮、インド、パキスタンの8カ国がまだ批准しておらず(北朝鮮、インド、パキスタンは未署名)、条約は効力を持っていない。
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