時効満了により、被疑者に転換するだけの「法的根拠がない」というのが、その理由だ。
3日、法務部(法務省に相当)の関係者は「華城連続殺人事件の犯人であると自白したイ・チュンジェに対する時効は既に満了している。つまり、処罰されない」とし、「被疑者への転換はなく受刑者として、そのまま」と明かした。
華城連続殺人事件の最後の事件は、クォン某氏(69)の遺体が発見された1991年4月。その後2015年、殺人罪の時効が完全に廃止される前、当時の殺人罪に対する時効は15年とされており、2006年に華城連続殺人事件に対する時効は全て満了となっている。
しかし、イ・チュンジェが華城連続殺人事件とは別に華城地域で3件、忠清北道・清州地域で2件など5件の殺人事件と、およそ30件の強姦および強姦未遂容疑に対して追加で自白。これにより、イ・チュンジェが被疑者として扱われることになるのか注目されたが、これらも時効が満了となっている。
法務部関係者は「万が一、イ・チュンジェが1994年以降に犯行に手を染めていたならば、警察は事件別に把握、検察に起訴意見で送致するだろうが、現時点ではイ・チュンジェが犯した全ての犯罪は時効を迎えている状況。そのため、処罰するだけの法的根拠がない」と説明した。
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