民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」によると、RC135WとE8Cはそれぞれ朝鮮半島の上空3万1000フィート(約9448メートル)を、グローバルホークは同5万3000フィート(約1万6154メートル)を飛行した。RC135Sは日本の米空軍嘉手納基地(沖縄県)から朝鮮半島東側の東海上空に向かった。
RC135Wは米空軍主力の通信傍受用偵察機で、ミサイル発射前に地上の計測機器が発するシグナルを捉え、弾頭の軌跡などを分析する装備を備えている。地上の目標物を監視・偵察する偵察機E8Cは、高度9~12キロから北朝鮮軍のミサイル基地や野戦軍の機動、海岸砲・長距離砲などの地上の兵力と設備の動きを監視できるとされる。
大型高高度無人偵察機のグローバルホークは特殊な高性能レーダーや赤外線探知装置などを使い、高度20キロからでも地上にある0.3メートルの大きさの物体まで識別できる。38~42時間の作戦任務が可能だ。RC135Sは電子・光学機器を搭載しており、遠距離から弾道ミサイルの軌跡を追跡できる。SLBM発射の可能性に備えて北朝鮮の潜水艦基地を偵察したとみられる。
さらに在日米軍基地に配備されている空中給油機KC135Rも出動して東海上空で偵察機の支援にあたった。
米軍の偵察機は19日から連日朝鮮半島上空を飛行している。北朝鮮が挑発の可能性をほのめかす中、偵察機は意図的に位置情報を明かして飛行することで北朝鮮をけん制しているとされる。
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