李光宰氏(資料写真)=(聯合ニュース)
李光宰氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は30日、一般刑事犯や良心的兵役拒否、選挙犯罪などで有罪判決を受けた5174人に対し、31日付で特別赦免、または減刑、復権措置を取ると発表した。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の側近だった李光宰(イ・グァンジェ)元江原道知事や、労働組合の全国組織・全国民主労働組合総連盟(民主労総)のハン・サンギュン元委員長が含まれている。 李氏は違法な政治資金を受け取った罪で2011年に失職した。法務部は「腐敗犯罪でなく、政治資金法違反をして公務担任権などの権利が長期間制限されていた少数の政治家を復権させる」と説明した。 公職選挙法違反と政治資金法違反では、申志鎬(シン・ジホ)ハンナラ党(現・自由韓国党)元議員と孔星鎮(コン・ソンジン)セヌリ党(現・自由韓国党)元議員も恩赦の対象になった。選挙法違反に関しては、08年の国会議員総選挙と10年の地方選挙に絡み有罪とされた267人の恩赦が決まった。 政治資金法違反罪で服役して満期出所した韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相、内乱扇動などの罪で服役中の李石基(イ・ソクキ)元議員の恩赦は見送られた。朴槿恵(パク・クネ)前大統領は刑が確定していないため、検討対象から外された。 法務部は違法な大規模集会を主導した罪に問われたハン元民主労総委員長の特赦について、「労働が尊重される社会の実現に向けた努力と和合という次元」と説明した。 宗教上の理由などで軍隊に入ることを拒む良心的兵役拒否者の1879人は、公務員採用を含む各種の資格制限が解除される。 一方、運転免許の行政処分を受けた170万8922人は、違反点数の削除や免許の停止・取り消し処分の撤回などの特別減免を受ける。飲酒運転や当て逃げ、あおり運転などによる違反者は対象外。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が赦免権を行使するのは、2017年12月(6444人)、19年2月(4378人)に続き3回目となる。
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