起亜自動車のSUV「テルライド」(起亜自動車提供)=(聯合ニュース)
起亜自動車のSUV「テルライド」(起亜自動車提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と子会社の起亜自動車の昨年の業績がスポーツタイプ多目的車(SUV)の販売好調やウォン安による為替効果などが後押しし、予想を大きく上回ったことが22日、分かった。 現代・起亜の昨年の売上額は約164兆ウォン(約15兆4800億円)、本業のもうけを示す営業利益は約5兆7000億ウォンで前年比59%増加した。 現代の昨年の営業利益は3兆6847億ウォンで前年比52%増加した。営業利益率は1ポイント上昇の3.5%だった。売上額は105兆7904億ウォンで前年比9.3%増、純利益は3兆2648億ウォンで約2倍になった。 完成車の販売台数は442万5528台(国内74万1842台、海外368万3686台)で3.6%減少した。国内では2.9%増加したが海外は4.8%減った。 現代の関係者はSUVや高級車など収益の高いモデルの拡大や、インセンティブの縮小など根本的体質改善が行われたことに加え、為替差益などによって利益が大きく増加したと説明した。 現代は大型SUVの「パリセード」が昨年国内で5万台以上、米国で約2万9000台売れ、小型SUVの「コナ」も人気で、SUVの割合が40%を超えた。 同関係者は「新モデルとSUVの販売拡大、原価改革の強化、地域別の物量・損益最適化戦略を通じて今年は営業利益率5%を達成する」と話した。 現代は今年の販売目標を国内市場73万2000台、海外市場384万4000台と設定した。 起亜は昨年の営業利益が2兆97億ウォンで前年比73.6%増加した。営業利益率は3.5%で1.4ポイント上昇した。売上額は58兆1460億ウォンで7.3%増加、純利益は1兆8267億ウォンで58%増加した。 昨年の年間販売台数は277万2076台(国内52万205台、海外225万1871台)で1.4%減少した。国内は2.2%、海外は1.3%減少した。 起亜は大型SUVのシェア争いが激しい米国で、「テルライド」が約6万台売れたことが影響したと説明した。 起亜は今年の販売目標を昨年より4.9%多い296万台に設定した。国内は昨年と同程度の52万台、海外は6%多い244万台とした。
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