22日、関連業界によると、サムスン電子亀尾にある2か所の事業所に勤務する従業員A氏が新型コロナウイルスの確定判定を受けたことが分かった。
これによりサムスン電子は、すぐに亀尾に勤務する従業員に「24日まで事業所を閉鎖し、施設全体の防疫措置を実施する」と告知した。
亀尾事業所は、サムスン電子が全面的に売り出している「ギャラクシー」シリーズのモバイル製品を生産し、研究開発(R&D)する場所である。最近リリースされた第2世代フォルダブル(折りたたみ)スマートフォン「Galaxy Z Flip」もこの事業所で生産されている。
サムスン電子は現在、確定判定を受けた者と同じ部門に勤務したり、接触したことのある者に対して、2週間の自己隔離を実施している。また、確定判定者が勤務した2か所の事業所については、閉鎖を一日延長して25日まで行う。
サムスン電子亀尾事業所は、新型コロナウイルスの確定判定者が急激に増えた大邱の近くに位置している。新型コロナウイルス中央防疫対策本部によると、同日午前基準で全国の確定判定者346人のうち52.6%が大邱新天地教会の確定患者である。
これにより、サムスン電子は21日から本社所在地の水原デジタルシティと亀尾事業所を往復する業務シャトルバスの運行も直ちに中断した。また、国内外の出張と得意先など取引のある会社の訪問をできるだけ制限し、ビデオ会議などで対応することを勧めた。
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