韓国環境部傘下の国立公園公団は28日、南部の慶尚南道・統営の島で先月3日に捕獲された1羽の亜種アオジが、日本から直線距離にして700キロを移動してきたことを確認したと発表した。
この亜種アオジは日本やサハリンで繁殖し、一部は越冬のため韓国南部の島に飛来する。移動経路が確認されたのは初めてで、付けていた足環が手掛かりとなった。
国立公園公団が足環に記されていた一連番号を確認したところ、日本の山階鳥類研究所が付けたものと分かった。同研究所は、この亜種アオジを昨年10月24日に福井県の中池見湿地で放しており、日本で生まれた後、冬を越すため韓国に飛来してきたと同公団は推定している。
国立公園公団は2005年から、渡り鳥の移動経路を突き止めるため、渡り鳥に足環を付けて調査を行っている。これまでに21種、34個体の移動経路を確認した。
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