「金融市場と実体経済の乖離…世界経済の回復に脅威」＝IMF

「巨大な経済的不確実性の前に露見した金融市場と実体経済の乖離は、新型コロナウイルス感染症の事態による経済的回復に脅威となる可能性がある」

経済界によると28日、国際通貨基金(IMF)は、最近発表した金融安定報告書(GFSR)でこのように明らかにした。新型コロナウイルスの発生国家を中心に、景気が急激に萎縮されたにも関わらず、金融市場が景気の見通しを過度に楽観的に評価し、むしろ活況を帯びると、今後また別の経済危機をもたらす可能性が高まっているという分析である。

IMFは「金融市場と実体経済の間の断絶により、資産価値の調整と投資家のリスク受け入れ性向が衰退する危険性が大きくなった」とし「これは経済回復にも脅威的な要素」と懸念した。