性暴行容疑の脱北者、聴取直後に再び北に出戻りか「韓国に来て、幸せ」と動画配信(画像:news1)
性暴行容疑の脱北者、聴取直後に再び北に出戻りか「韓国に来て、幸せ」と動画配信(画像:news1)
脱北者の男性が性暴行の容疑で警察聴取を受けた直後に再び北朝鮮に戻ったと報じられた中、この脱北者は以前「韓国に来て、幸せ」と動画配信していたことがわかった。

 北朝鮮側の発表で、脱北者の再入北(再び北に戻ること)が伝えられた男性(24)が、先月投稿されたYouTube動画で「ここ(韓国)に住んでいることが、とてもとても幸せで、全てに満足しています」と語っていた。

 韓国での生活に満足し、今後も稼ぎながら一生懸命暮らしていくと話していた脱北男性だが、先月、知人女性に性的暴行を加えたとして警察の聴取を受けた直後、家や知人から借りた車などを整理し行方をくらませた。

 26日、警察と脱北民らによると脱北男性は去る2017年6月、脱北に成功。韓国で生活を始めて3年目となった。脱北時は、命をかけた”水泳脱北”を選択。当時、脱北男性は「北朝鮮で暮らすのが本当に大変だった」と脱北理由を明かしていた。

 事件は先月12日の発生した。脱北男性は韓国政府が提供し生活していたキンポ(金浦)市の某アパートで女性に性的暴行を加え、同月、女性の恋人からの申告で犯行事実が明らかとなった。警察聴取では「酒に酔っていて覚えていない」と容疑を否認したが、被害者から採取した証拠物の鑑定結果、脱北男性のDNAが検出されたことから聴取が続けられていた。このころから、脱北男性は知人らに「北に帰りたい」などと話すようになったという。当時、脱北男性は新型コロナウイルスで仕事を失っていたという。

 脱北者らは、この男性に行方について「性暴行処罰を逃れるために、再び北朝鮮に戻ったのだろう」と推測している。

 なお、北朝鮮は「3年前に越南した逃走者が去る19日、再び(北に)戻ってきた」と発表した。

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