韓国国防部長官「北の放送後に越北認知…午前7時に安保室長と通話」(提供:news1)
韓国国防部長官「北の放送後に越北認知…午前7時に安保室長と通話」(提供:news1)
韓国のチョン・ギョンドゥ(鄭景斗)国防部(国防省に相当)長官が28日、脱北者キム某氏(25)がカンファド(江華島)からハンガン(漢江)を泳いで越北(再び北朝鮮に戻ること)した事件について「北朝鮮の放送が流れた後に確認して認知した」と認めた。

 鄭景斗長官は同日、国会国防委員会会議で、越北認知時点を問うユン・ジュギョン未来統合党議員の質疑にこのように答えた。

 軍が北朝鮮の発表前まで認知できなかったのが警戒失敗という指摘に対し、鄭長官は「謙虚に受け止める」としながらも「ただし、この時間にも地上、海上、空中で24時間警戒作戦を遂行する韓国の将兵たちがいて、足りない部分は確実に補完していく」と答えた。

 続けて「昨年の木船状況後、様々な警戒作戦の失敗と関連し、システム的にも監視装備戦力に関する部分、勤務人員に対する補強、こうした部分について多くの部分を補完してきた」とし、「こうした状況が発生して、私がこのように言っても信頼していないものと思われ申し訳ないが、多くの部分が補完されている」と強調した。

 鄭長官は統合党のイ・チェイク議員が該当事案を報告した時期を問うと「朝7時前後に安保室長と通話した」とし、「安保室長の電話を受けてすぐ合同参謀に確認をさせた」と説明した。

 鄭長官はさらに、今回の事態に対する責任が自身にあることを重ねて強調した。

 軍の警戒態勢の失敗が続いていることと関連して鄭長官は、責任者は誰かとの質問に「基本的に善戦部隊の警戒作戦将兵から責任要素があるだろうが、すべての国防関連責任は長官にある」と述べた。

 ただし、軍の責任は誰かとの質問には「調査結果によって異なる」と言葉を慎んだ。


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