2018年に進水した潜水艦「島山安昌浩」に次ぐ「張保皐3」級バッチ1の2番艦。バッチは同じ種類として建造される艦艇を意味する。バッチ1から2、3に進むほど艦艇の性能が改善される。
初期の設計段階から官民と軍が協力し、潜水艦の頭脳の役割を果たすソナー(水中音波探知機)など多数の国内開発装置を搭載した。国産化率は76%。
全長83.3メートル、幅9.6メートルで、非大気依存推進(AIP)システムを備えている。AIPシステムを搭載した潜水艦は定期的に浮上する必要がなく、最大数週間の潜航が可能だ。長距離の移動が可能になり、海軍の作戦範囲が広がる。
水中最大速力は20ノット(時速37キロ)以上で、約50人が乗船できる。
弾道ミサイルの発射管が6本ある垂直発射台を搭載しているとされる。ただ、軍当局は3000トン級潜水艦に垂直発射台が搭載されているかどうかや潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発しているかについて明らかにしていない。
艦名は日本による植民地時代、独立運動に貢献した人物や解放後に国家発展に寄与した人物の名前を付ける伝統に従い、独立運動家の安武(アン・ム)から取ったという。
進水式には安武の子孫や徐旭(ソ・ウク)国防部長官らが出席する。
防衛事業庁の関係者は同艦について、「抑止力を持つ戦略兵器体系として全方位的な脅威に効果的に対応する国家安全保障の中心的な役割を果たす」と説明した。
同艦は2022年に海軍に引き渡され、実戦配備される。
Copyright 2020YONHAPNEWS. All rights reserved. 40