韓国鉄道労働組合、安全運行の順法闘争に一部の列車を1時間ほど遅延=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国鉄道労働組合、安全運行の順法闘争に一部の列車を1時間ほど遅延=韓国(画像提供:wowkorea)
週52時間勤務導入による勤労時間の改善と交代制への転換の確立などを要求する全国鉄道労働組合の安全運行遵法闘争が27日始まり、一部の列車の運行が遅延した。

韓国鉄道によると、この日午後1時基準で計9本の列車の運行が10~40分遅れ、午後6時基準でソウル・ヨンサン(龍山)駅発の一般列車21本が10分~1時間40分遅れた。

労組が争議行為を続けている間、散発的に運行が遅延する見通しだ。

KTXはすべて正常に運行しており、ストでないだけに夜間列車の運行にも大きな支障はないものと把握されている。

ただし、韓国鉄道は労組のサボタージュの度合いによっては、列車の遅延時間がさらに長引いたり、頻度が増えたりする可能性が大きいだけに、投入可能な非常待機列車と車両整備支援スタッフを総動員して、鉄道利用の不便を最少化する方針だ。

特に労組サボタージュ期間中、列車の払い戻し(キャンセル)および変更手数料は免除し、コロナ予防のための出発・到着駅の客室消毒作業スタッフも補強する計画だ。

韓国鉄道の関係者は「サボタージュのたびに発生する遅延など、不便は避けられないと思われる」とし「労組員たちが仕事を怠っているわけではないため、大きな問題はないと思うが、今後状況が悪化するかもしれない」と伝えた。

労組は職種別安全運行闘争の細部指針を設け、争議行為への突入から時間外労働および休日基準を徹底的に遵守するという考えだ。

労組は現行の52時間勤務制に合わせて夜間労働を短縮するなど、現行法の枠内で勤務を減らしていく予定だ。

一方、韓国鉄道のソン・ビョンソク社長は職員談話文を通じて「コロナの拡散状況が非常に厳しく、大学修学能力試験を1週間後に控えた時期にサボタージュは国民の不安と不信を生むだけ」とし、サボタージュの自制を促した。

Copyrights(C)wowkorea.jp 83