幸いにも まだ ワクチンの効果に影響を及ぼすほどではないと分析されている。しかし ウイルスの“変異”がひどくなり 新たな“変種”が登場することになれば、既存のワクチンが これ以上 予防効果を発揮できなくなる可能性もある。
ウイルスが まだ変異(変異株)の水準であるならば、疾病の流行や致死率に影響を及ぼす状況ではない。しかし 変異が続いていくならば、今後 “変種”(変異種)が発生する可能性もある。
変異は ウイルスの遺伝体の一部が変わる現象として、ウイルスが複製される度に発生する。特に 新型コロナのようなRNAウイルスは、DNAとは異なり不安定なため、変異が多く発生するだけでなく、複製時にミスが発生しても修正されないままである。
したがって 新型コロナ(Covid19、コロナ19)も今後 変異が続く確率は高い。インフルエンザウイルスが、毎年 流行する形態が変わることと同じである。
しかし 遺伝子の変異が発生したとしても、全てのウイルスに大きな変化が生じるとはかぎらない。ある場合では 変異が起こっても、発現したタンパク質には何の影響もない場合も多い。
最近 英国で報告されたウイルスの変異も、スパイクタンパク質を構成しているアミノ酸の一部に変異が生じたが、抗体と結合する部位には大きな変化がなく、まだ ワクチンの効果に影響を及ぼすほどではないと分析されている。
しかし“変異”とは異なり“変種”は、MARS(中東呼吸器症候群)や新型コロナのように、疾病が完全に異なる様相をみせる可能性がある。その場合 新たなワクチンや治療剤が必要となる。ただ 変種が発生したことにより 新たに作る場合、完全に最初から開発するよりも容易であるとみられる。
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