鄭夢九氏(左)と鄭義宣氏(資料写真)=(聯合ニュース)
鄭夢九氏(左)と鄭義宣氏(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)名誉会長(82)が来月24日に開催される同グループの自動車部品メーカー、現代モービスの株主総会で登記取締役から退き、グループ経営から完全に手を引くことが21日、分かった。 鄭夢九氏の任期は来年3月までだが、同グループ会長で長男の鄭義宣(チョン・ウィソン)氏に経営権を譲っており、任期を待たずに退く意思を決めたとみられる。 鄭夢九氏は昨年3月、現代自動車の取締役会議長職を鄭義宣氏に譲った。その後、現代自動車の未登記役員と現代モービスの登記取締役だけを維持。同10月にはグループ会長職も鄭義宣氏に譲り、名誉会長となった。 同グループはすでに鄭義宣氏を中心に未来のモビリティソリューション企業への移行を加速化させており、グループへの影響はないとみられる。 鄭夢九氏は1998年に現代自動車の会長に就任。2000年に弟との「お家騒動」の末、現代グループから独立した。当時は財界序列(資産総額ベース)が5位だったが、現在はサムスンに続く2位となっている。
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