宇宙産業分野が、世界的に民間主導で行われている中、今後、韓国国内の軍衛星事業も徐々に民間企業主導のシステム開発推進が予測されており、今回の協約がさらに注目される。
ハンファシステムは、韓国国内で唯一、軍事衛星通信システム通信搭載体の国産化のための中継器核心技術事業に参加、関連技術を確保しており、20数年間に、衛星、地上システム分野の核心である衛星端末・通信モデム・ネットワークコントローラを開発・供給している。
インテルリアンテックは、衛星通信アンテナシステムを開発・製造する韓国国内の代表的な企業である。船舶用衛星通信アンテナ市場シェア1位であり、最近では、陸上用および低軌道衛星用アンテナの製造で、製品領域を拡大するなど、衛星通信アンテナ分野で世界市場をリードしている。
両社は、ハンファシステムのアンテナチップセット技術に、インテルリアンテックの衛星通信アンテナ技術力を融合して、様々な軍の戦術移動型(OTM)衛星通信端末を開発する。また、既存の軍事衛星通信システムの衛星通信端末、モデムと結合してOTM端末分野での技術競争力を強化するという戦略だ。
OTM端末は、車両に搭載し、移動中でも衛星を介して両方向から音声・映像及びデータ通信などのマルチメディアサービスの提供を受けることができる。既存の固定型衛星通信端末とは異なり、戦場でのリアルタイム指揮・統制及び戦場の状況の共有が可能で、火災・洪水・地震などの災害地域や局地戦・テロなどの紛争地域での移動基地局として使用することができる。
ハンファシステムのキム・ヨンチョル代表取締役は、「今後、次期軍衛星通信システムのシステムメーカーとしての地位をさらに強化し、軍衛星通信分野の代表企業として位置づけられるだろう」と述べた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 78