尹錫悦氏、検事生活最後の退勤…「27年間悔いなく働いた」

ユン・ソギョル(尹錫悦)検事総長は4日、27年間にわたる検事生活を終え、ソウル・ソチョ(瑞草)区の大検察庁で最後の退勤をした。

尹錫悦総長は同日午後5時50分頃、大検察庁の庁舎1階に姿を現した。尹錫悦総長が登場すると、待っていた職員らが尹錫悦総長に拍手を送って花束を渡した。電光掲示板には「総長を愛しています、第43代尹錫悦検事総長退任」と映し出された。

突如準備された歓送式で尹錫悦総長は、職員らに向かって「皆さんとともに任期を終えることができず、先に出て行くことになり残念で申し訳ない気持ちだ」とし「やむを得ない選択だったという点を皆さんが理解してくださることを願い、これまで感謝する」と名残惜しそうに挨拶を述べた。

続けて、尹錫悦総長は、27年間の検事生活の所感を問う記者らの質問に、「人が入ってくる時と出る時をよく判断しなければならない」とし「私も27年間公職生活しながら至らない点が多かったが、悔いなく仕事をした。感謝申し上げる」と短く回答した後、すぐに準備されていた車に乗って庁舎を後にした。