12日(現地時間)、アメリカのスティムソン・センターが運営するウェブサイト「38ノース」によると、今月10日、ニョンビョン(寧辺)核施設一帯を撮影した商業用人工衛星写真を分析した結果、施設内の石炭火力発電所の煙突から煙が立ち上る姿が確認された。
石炭火力発電所は、核施設内の放射化学実験室(RCL)に蒸気を供給するために設置されたもので、2月25日と3月2日付の衛星写真でも煙突の煙が観測された。
RCLは、使用済み核燃料からプルトニウムを抽出する時に稼動する。国内外の専門家たちは、北朝鮮がこのように抽出したプルトニウムを核兵器製造に使うと見ている。
38ノースは今回の衛星写真分析で「RCLの冷却装置の一つも稼動したとみられる」と説明した。しかし「こうした活動にもかかわらず実際プルトニウム抽出のための使用済み核燃料再処理などの作業が進行中かどうかを判別するのは早い」と付け加えた。
38ノースは「ニョンビョン核施設内のウラン濃縮工場の二酸化ウラン生産建物からも煙と蒸気が噴き出す様子が見られたが、その性格が明らかでない」と付け加えた。
二酸化ウランも核兵器製造に使われる高濃縮ウランの原料になる。
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