知的障がいのある女性がバリスタとして活躍=韓国・忠清南道(画像提供:wowkorea)
知的障がいのある女性がバリスタとして活躍=韓国・忠清南道(画像提供:wowkorea)
韓国中部のチュンチョンナムド(忠清南道)の庁舎でバリスタの夢をかなえた知的障がいのある女性が活躍しているという。

忠清南道のイェサン(礼山)郡庁舎1階のカフェ「Yes Angel」に勤務する30代の二人の女性は、2018年2月から働き始め、カフェを訪れた郡庁の職員や地域の人たちをいつも明るい笑顔で迎えている。

 知的障がいのある二人はバリスタになるため、人より多くの時間と努力を注ぎ、資格証を手にした。

 二人は、午前8時30分にきちんと出勤し、6~8時間注文を受けてコーヒーを入れる。勤務時間のほとんどは立ち仕事だが、バリスタとしてのやりがいと誇りを持って楽しく働いているという。

 たまに注文したものと違うものを出したり、計算を間違ったりすることもあるが、客も含めたみんなで支え合っている。

 メニュー開発と管理、会計業務を担当しながら二人のサポートもしているマネジャーのユンさんは、「二人はそれぞれ与えられた仕事に対して自信を持って楽しそうに働き、明るいエネルギーを放ちながら生き生きとした雰囲気が感じられる。このカフェが、障がい者たちが世の中の偏見を打ち破って社会に出てくる空間であり、我々が彼らにもう一歩、歩み寄れる空間になれればと思う」と語った。

 カフェ「Yes Angel」は障がい者の職場を提供するためのカフェとして(社)イェサン障がい者連合会で運営されている。
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