米共和党に所属する韓国系女性連邦下院議員ヨン・キム氏とミッシェル・スティル氏は「わたしたちはセリー・キムが中国系移民に対しておこなった発言を容認できない」として、彼女への支持を撤回する旨を明かした。CNNが3日(現地時間)、報道した。
セリー・キム氏は先月31日、共和党の団体が主催する候補討論会で移民問題関連の話をする中で、「わたしはここに、中国系移民が住むことを望まない」「彼らはわたしたちの知的財産権を盗み、新型コロナウイルスを拡散した」と主張した。また、「彼らは過ちを犯しても自ら責任を取ることがない」「わたしは韓国系だからこのように話せる」などと述べ、波紋を広げていた。
ヨン・キム氏とミッシェル・スティル氏は「アジア太平洋の地域社会に対する嫌悪感が高まる中での発言。彼女に謝罪するよう求めたが、反省するようすがまったく見えなかった」と伝えた。
一方、セリー・キム氏は同日、CNNとのインタビューで、自身の発言を撤回する考えはないとしながらも、「わたしの発言は中国共産党に向けたもの。アジア系、特に中国系の移民を狙ったものではなかった」と釈明した。
トランプ前大統領政権当時、中小企業庁副頭取を務めたセリー・キム氏は、共和党のロン・ライト下院議員(テキサス州選出)が新型コロナウイルスにより2月に死去したことで、補欠選挙候補者として出馬した。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 3