【ソウル聯合ニュース】韓国で17日から都市部における自動車の制限速度が引き下げられ、一般道路では時速50キロに、生活道路では30キロになる。警察庁などが発表した。 高速道路と自動車専用道路を除く都市部の一般道は最高時速50キロに制限するが、円滑な通行のため必要な場合は例外的に制限速度を60キロとすることができる。子どもの保護区域や住宅街の生活道路は最高時速30キロに制限する。 従来の都市部の一般道の制限速度は片側1車線の道路が時速60キロ、片側2車線以上は時速80キロだった。生活道の制限速度は子ども保護区域などが時速30キロ、それ以外は時速40キロ、50キロなどさまざまだった。 政府は2017年に釜山市の一部、18年にソウル市の一部で試験的に制限速度を引き下げ、19年4月に道路交通法施行規則を改正して施行地域を広げた。 警察庁によると、19年11月に全面施行した釜山市では、20年の交通事故による歩行者の死者数が47人と前年(71人)比33.8%減少したという。一部で渋滞が増えるなどの懸念が出ていたものの、大きな悪影響はないことが分かった。
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