週末の間、事件が発生した公園には公正な捜査を要求する市民らが相次いで訪れ、一部の市民は事件と関連した証拠を探そうと自発的に捜索に乗り出した。警察は医大生が行方不明となった当日の行動を把握するため、周辺の監視カメラの分析とともに土壌成分の分析作業に捜査力を集中している。
ソウル・ソチョ(瑞草)区の盤浦漢江公園で23日、医大生の事件と関連して市民らによる捜索が再び行われた。これに先立ち、民間捜索チームとボランティアらは今月15日まで捜索活動を行ってきたが、事件当時医大生とともに酒を飲んだ友人A氏の携帯電話が近くにはないと結論を出したことにより捜索活動を終了した。しかし、この日に捜索活動を展開した参加者らは、まだ確認できていないところがあるとして最後の捜索を再開した。
先月に亡くなった医大生を漢江で初めて発見した民間ダイバーのチャ・ジョンウク氏の呼びかけによって集まった市民らは、医大生が行方不明になった区域近くの川沿いに置かれている石を一つずつ裏返して、A氏の携帯電話など事件に関する証拠があるかを調べた。チャ・ジョンウク氏は「石と石の間に携帯電話が挟まっている可能性もあるのに、警察は探知機を石と石の間にできた空間に入れただけで、石を持ち上げて探すことまではしなかった」と述べた。
また、参加者らは近くの生い茂った草むらで草刈機を使って草を刈った後、地面をよく探してみたりもした。一般成人男性の背の高さをはるかに超える草が生い茂っているため丁寧な探索が求められるが、警察はろくに捜索をしなかったというのが参加者らの主張だ。この日の捜索には市民ら30人余りが参加したが、このために遠くはテグ(大邱)から来た市民の姿もあった。
警察はこの日、漢江公園近くの監視カメラ 54台と154台の車両に搭載されたドライブレコーダの映像、目撃者の証言などを分析し、関連捜査を続けた。特に、7人の目撃者の証言をもとに医大生が行方不明となった当日、漢江に入水したという男性の身元を把握するために努力している。
また、警察は行方不明当日の医大生の行動を明らかにするため、靴下から出てきた土と近くの芝生、陸と川の境にある土、陸から川の中までの3・5・10m地点の土を取り集めて国立科学捜査研究院に送り、比較分析する作業も進めている。
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