【ソウル聯合ニュース】韓国法務部出入国外国人政策本部の統計によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で外国人の不法滞在率(4月時点)は過去最高の19.7%に上昇した。コロナ流行前の昨年1月は16.3%だったが、上昇を続けている。 不法滞在率は昨年4月に18%台に上昇。流行の「第3波」が始まった同年11月には19%台に達し、今年に入ってからも増加傾向にある。 不法滞在の外国人の数も減っていない。昨年7月に過去最高の約39万9000人となった後、年末にかけてやや減少したが今年に入って上昇。4月時点で約39万2000人となっている。 就業目的で入国した外国人がコロナ禍の影響で出国を延期し、国内に滞在するケースが増えているためとみられる。母国への帰国が困難になっているほか、帰国しても職に就くのが難しいため多くの外国人が韓国に滞在し続けているようだ。 不法滞在者の3割が就業ビザか外国人登録証を持つ「長期滞在外国人」だ。4月時点の長期不法滞在者数は約11万5000人に達し、前年同月に比べ18.9%増加している。 一方、韓国に滞在する外国人の総数は同期間、約217万6000人から約190万人に減少している。韓国に滞在する外国人の数が200万人を下回るのは2015年末以来、約5年半ぶり。
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