「道路の上空に都市」新内コンパクトシティ地区計画承認…来年着工=韓国(画像提供:wowkorea)
「道路の上空に都市」新内コンパクトシティ地区計画承認…来年着工=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では初めて道路の上空に設ける住宅、シンネ(新内)4コンパクトシティ事業が本格化する見通しだ。事実上、関連事業計画の承認をすべて終えたこの事業は、来年2月施工会社を決定し、上半期から着工にとりかかる予定。

 ソウル市とソウル住宅都市公社(SH)が16日に発表したところによると、14日に新内4公共住宅事業の地区計画を承認した。

 今年1月、ソウル市は新内4公共住宅地区に対する統合審議委員会の審議を行った。これに先立ち、新内4コンパクトシティは公共住宅地区に指定され、事業の手続きが簡素化された。

 ソウル市の関係者は「統合審議過程で住宅建設事業計画の審議を受けたが、関係機関の協議手続きが残っている」とし、「早ければ6月中、遅くても7月中には住宅建設事業計画の承認が行われるだろう」と説明した。

 SH公社の関係者は「来年2月に施工会社を決定し、上半期中に着工を始め、2025年の竣工を目標にしている」と述べた。

 新内コンパクトシティは北部幹線道路の新内IC~チュンナン(中浪)ICの約500メートル区間の上空に、2万7000平方メートルの人工地帯を造成し、公共住宅と住民施設を造成する事業だ。青年1人世帯、新婚夫婦などを考慮し、990世帯の公共賃貸住宅を供給する。△25平方メートル以下693世帯、△39平方メートル以上297世帯などだ。

 騒音と振動を遮断するため「トンネル型覆蓋構造物」と「ブリッジシステム」を導入した。昨年、国際公募展で当選した設計図によると、道路を囲むトンネル型の覆蓋構造物を設置して騒音を遮断し、道路上で発生する振動の影響を最小化するために、道路の上に橋をかけて建築構造物を完全分離した。道路脇の敷地に大型の柱を建て、柱の間に橋状の構造物を設置し、その上に軽量モジュラー住宅を建てる。

 すでにドイツや日本など海外では同様の例がある。 シュランゲンバーダー・シュトラーセは、ドイツ・アウトバーン高速道路104号線の上に建てられたマンション団地だ。1974年から1981年まで長さ1.5キロメートルの人工地盤の上に1215世帯のマンションを造成した。日本の大阪にある「ゲートタワー」も阪神高速道路がこのビルの5階~7階の間を貫いている。オランダのロッテルダムの上にも道路上に建てられた「キューブハウス」がある。
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