中国は最近、宇宙技術力を誇っている国だ。先月 火星探査船を火星表面に着陸させ、飛行士が3人搭乗した有人宇宙船「神舟12号」を宇宙ステーションにドッキングさせた。中国が宇宙ステーション建設事業の中 初めて宇宙飛行士が搭乗したという点で、意味のある成果であった。
中国は来年末までに、11回の宇宙ステーション用モジュールと材料を追加で発射し、モジュールを組立て 宇宙ステーションを完成させる計画である。中国の宇宙ステーションは、米国とロシアを中心に16か国が共同設立して運営中である国際宇宙ステーション(ISS)の4分の1ほどの大きさである。米国・日本などが参加し建設した国際宇宙ステーションが老朽化したことで、2025年以降 唯一の宇宙ステーションとなる可能性は高い。
中国は このように独自の宇宙技術を誇示しながらも、協力する国を探している。中国はまず ロシアと協力し、2035年頃 月の南極に研究基地を協力して建設することにした。中国の資本力と旧ソ連から蓄積されてきた技術力を結合させる方式である。今年3月 ロシア宇宙公社“ロスコスモス(Roscosmos)”と中国国家航天局(CNSA)が了解覚書を締結し、今月16日 ロシアのサンクトペテルブルクで開かれた国際宇宙探査会議(GLEX)では、月研究基地パートナーのロードマップを公開した。
米航空宇宙局(NASA)は、中国の有人宇宙船のドッキング成功直後に出した声明書で「宇宙ステーションに乗務員を送った中国に、祝賀のあいさつを伝える」とし「今後 科学的な発見を成すことを期待する」と伝えたが、内心は穏やかでない様子である。
米国は、月探査の連合体である「アルテミス約定」を通じて協力を拡大している。この約定は、米国主導の月探査計画を実現するために必要な国際協力の原則を明らかにした約定である。米国を含め日本・英国・イタリアなど8か国が署名をしている。今後は ウクライナ・韓国・ニュージーランド・ブラジルが次々と署名をし、参加国が12か国へと増える。韓国は先月 米韓首脳会談でアルテミス約定に署名し、月探査分野で 米国との協力拡大を推進していく。
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