新しく、または限定版で販売されるスニーカーが、販売価格より高くなったら販売する、いわゆる「リセル(転売)」を通じて利益を得る事だ。投資に対し収益率が高く、MZ世代に愛されている。
需要と供給の差を利用する「リセル(転売)」の方法は、スニーカー財テクの他にも多様だ。1000マンウォン(約100万円)の値を付けるシャネル(シャテク)、時計のロレックス(ロルテク)などがその例だ。
低い金利などを理由に安全的な資産の蓄積が難しくなると、「奇想天外な財テク」でその形を大きくしてきたリセル市場。しかし定価より高く販売するリセルを取り巻く違法の可否と課税と関連して提議されている。
ブランドで新しく販売する「限定数量」の商品を誰もが購入できるわけではない。製品を購入できる「資格」の付与をされなければいけない。
ブランド側は、製品を買おうという人たちを無作為に抽選する「レフル」または「ドロウ」を通じて購入者を選定する。販売される製品はオンラインリセットプラットフォームや、中古取引アプリを通じて取引をされる。
該当製品が販売される日、リセルプラットフォームは賑やかになる。いわゆる「プレミアム」と呼ばれるリセルの収益は数万ウォン(数千円)で、多くなると数百万ウォン(数十万円)にもなる。
リセルで得た収益に税金は付かない。韓国現行の法上では海外通貨製品に「プレミアム」を付けて販売しない以上は、問題にならない。ここで騒動が起きる。
一角では、リセラーとダフ屋を比較したりもする。コンサートチケットやスポーツ競技チケットは、公演をするアーティストや該当競技の勝が高いほどダフ屋の扱う価格が上がる。
結果的に、同じように定価に上乗せて売るが、ダフ屋に対する認識はリセラーとは著しく違う。
SNSやチケット販売プラットフォームで、チケットを定価よりも遥かに高い価格で販売する彼らを指す「プルミチュン」という言葉まで存在する。
「(アイドルの場合)アーティストをとても見たい気持ちを利用し、販売者がとてつもない価格を提示することもある」とし、「驚くことに購入者がチケットを先取りするために(販売者に)価格を提案する場合もある。プルミチュンたちを根絶するのが難しい理由だ」という話が上がった。
それでも「プルミチュン」を取り締まるための努力は続いている。
SNS利用者たちは、取引が成立しつつある現場を捕捉し警察や、アイドルの場合は該当の所属事務所に通報したりもする。しかし、既存の法案によるオンラインを通じた取引によるチケットの転売行為は規制する法案が無かったのだ。
最近このような流れを反映し、公演法の一部が改訂された。オンラインでのチケットの転売取引に対する制裁が強化される可能性がある。
市場が活性化している状況に比べて、リセラーたちを見る消費者たちの視線は美しくない。ダフ屋のように暴利行為は同じだが財テクの一環としては見るものではないという。
ドクミョン法律事務所のヒョン・チャンユン代表弁護士は、「チケットや入場券の場合、購入したとして該当公演に対する所有権を得たのではない。なので「公演法」を適用できる」とし、「リセラーとダフ屋を同じように比較するには無理がある」と伝えた。続けて、「一部暴利を行うリセラーたちを規制する法案に空白があることは事実」だとした。
またヒョン弁護士は、「リセルで得た利益は税法上その他所得に該当することもある。すると申告の可否を知ることも出来ず、申告する方法も無い。なので取り締まりも難しい」と説明した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 71