新型コロナウイルス感染拡大により、韓国でもスポーツ開催の現場に出向くことができず、スポーツに向けられる関心が減少している状況。さらに、オリンピックイシューについては試合よりも「防疫問題」や「東京オリンピック公式ホームページの竹島(韓国名:独島)表記」など、”外的な部分”への関心がより高まり、選手は注目さえされていない。
シン・チヨン選手村長とイ・ギフン大韓体育会長は東京オリンピック開幕を25日後に控えた28日、鎮川選手村で開かれたメディアデーで、このような懸念点を伝えた。
イ・ギフン大韓体育会長は「政治、外交イシューが大きくなってしまったことで、オリンピックという本来のものが影に隠れ、選手の士気が下がっている」とし、「韓国国民の多くの関心とエネルギーを代表選手たちに送ってほしい」と訴えた。
また、シン・チヨン選手村長は「以前とは異なり、選手村での慰労イベント自体が減少した」とし、「オリンピック開催の不確実性と成績ストレスなど過去とは異なる暗闇の中でも選手たちは大会に向けて懸命に準備している」と強調した。
東京オリンピックは来月23日に開幕。韓国代表チームの本陣は、来月19日に出国する。
大韓体育会は今大会で、金メダル7個以上の獲得でメダル順位「10位以内」を目標としている。単純なメダルの個数を超えて、新たなスター誕生とメダル獲得種目の多様化も「宿題」として抱えている。
シン・チヨン選手村長は「新型コロナウイルス感染拡大と、これによるオリンピック開催の不確実性、日韓問題などで韓国代表選手団は”三重苦”に直面しながらトレーニングを続けてきた」とし、「大会序盤に予定されているアーチェリーとテコンドーが良い成績を挙げ、さらに人気が高い団体球技種目のサッカーと野球が大会のラストをうまく飾ってくれれば、韓国にとって記憶に残る大会になるだろう」と言及。国民に「関心を向けてほしい」と訴えた。
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