会見を行う黄氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
会見を行う黄氏=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の保守系最大野党「未来統合党」(現・国民の力)の代表を務めた黄教安(ファン・ギョアン)元首相は1日、国会で記者会見を開き、来年3月の大統領選への出馬を正式に表明した。 黄氏は会見で「文在寅(ムン・ジェイン)政権によってしでかされた非正常を正常に戻すだけでも韓国社会のダイナミズムさが蘇り、国民の暮らしに活気が戻るだろう」と述べ、政権交代、国民生活回復、経済回復、外交・安保・国防正常化、福祉民主化の五つの政策方向を提示した。 野党陣営からの出馬が取り沙汰される尹錫悦(ユン・ソギョル)前検事総長、崔在亨(チェ・ジェヒョン)前監査院長、中道系野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表に対しては「時代精神は政権交代だ。ともに団結して政権交代を成し遂げることが国民と国のためになる」と述べた。 黄氏は、党代表時代に与党に対して強硬姿勢を取ったことについて問われると「国民を守ることが強硬保守なら、私はその道を行く」と強調。「集会とデモという憲法で保障された国民の権利を行使したことを強硬保守だとするなら、この政府(現政権)が行うことは極左派の振る舞いなのか」と反論した。 収監中の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の赦免については「(収監期間が)4年3カ月を超え、もう整理すべき時だと考える」とし、「赦免の必要性を積極的に検討しなければならない」と述べた。 黄氏は元検事で朴前政権時代、法務部長官と首相を務めた。国政介入事件などにより国会で朴氏の弾劾案が可決された2016年12月から文政権が発足した17年5月まで大統領権限代行を務めた。
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