政府のこのような発表に国民たちは、実際にインチョン(仁川)空港にワクチンが到着するまでは信じがたいという反応が一般的となっている。専門家らも政府による相次ぐワクチン供給の失策を指摘し、可視化された成果が必要だと指摘している。
今月、韓国に入ってくるワクチンの量は計1000万回分だ。15日現在、韓国に実際に入ってきたワクチンは、ファイザー社製212万7000回分(イスラエルから供給を受けた70万回分を含む)とモデルナ社製75万回分など、計288万回分に過ぎない。残りの期間で800万回分を調達する必要がある。単純計算しても毎週約400万回分が調達されなければならない。
汎政府ワクチン導入TFのペク・ヨンハ・ワクチン導入総括チーム長は15日、「7月に導入予定の1000万回分は7月末までに全てが導入される予定だ」と説明した。
しかし、政府のこのような説明を信じることは難しいという反応が支配的となっている。
このような中、新型コロナウイルス予防接種対応推進団のぺ・ギョンテ対外協力総括班長はこの日の定例会見で「16日から8月末までに約3500万回分のワクチンが供給される予定」と述べた。
このうち公開したワクチンは、COVAXを通じて供給されるアストラゼネカ社製ワクチン83万5000回分、ヤンセン社製ワクチン10万1000回分など、93万6000回分に過ぎない。残りの3400万回分余りは、政府が個別契約したアストラゼネカ社製、ファイザー社製、モデルナ社製のワクチンであるが、製薬会社との「秘密維持協約」のため、具体的な規模は公開できないというのが政府の立場だ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99