1~3月期には新型コロナウイルス拡大の影響によりインドなどで需要が縮小し、スマートフォンの販売量が減少したほか、ベトナム工場でも生産に支障が出て全体の出荷量が落ちたことも影響したとみられる。また1月、フラッグシップモデル「ギャラクシーS21」を早期販売したことで、4~6月期には新製品効果が少なかった点も挙げられる。
4~6月期における世界のスマートフォン市場でもっとも目立ったのは、シャオミ(小米科技)だった。同社はシェアを17%とし、米アップルを追い越し初の2位に浮上した。中国以外の海外事業を早期に育成しシェア拡大につなげたとみられる。
カナリスは「シャオミの出荷量は南米で300%以上、アフリカで150%、西欧で50%以上増加した」とし「同社製品は大衆市場に偏っており、サムスン電子やアップルに比べ平均販売価格がそれぞれ40%、75%安い」と続けた。
シャオミの成長率は83%に達した。アップルの成長率1%に比べ、差が大きいことがわかる。サムスン電子の成長率は15%だった。昨今の米国政府によるファーウェイ(華為技術)制裁の代替需要を、シャオミが吸収していると業界では評価している。
カナリスは「シャオミがことし優先すべきは『Mi11ウルトラ』のような高級製品の販売を増やすこと」としており、続けた「全メーカーが世界的な供給不足のなかで部品確保に奔走するなか、シャオミは次にサムスン電子を超え世界最大のスマートフォンメーカーになることを目標とするだろう」と述べている。
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