4月に南北会談本部で行われた南北ビデオ会議の試演の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
4月に南北会談本部で行われた南北ビデオ会議の試演の様子(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は20日、世界で新型コロナウイルスの感染が広がり始めた昨年以降、北朝鮮がさまざまな会議をビデオ会議方式で開催する動きを見せていると伝えた。

 同部当局者によると、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日、朝鮮社会主義女性同盟の中央委員会総会拡大会議がビデオ会議方式で行われたと報じた。また、今月行われた北朝鮮労働者団体・朝鮮職業総同盟の中央委員会総会拡大会議、先月の朝鮮赤十字会大会、東京五輪不参加を決めた3月の朝鮮オリンピック委員会総会なども、全てビデオ会議で開催された。

 北朝鮮が国際会議にビデオで参加するケースも増えているという。当局者は「米国や中国と2国間でビデオ会議を開く動きはないが、多国間会議などにはビデオ参加を続けている」と伝えた。

 北朝鮮のこうした動きを受け、統一部は南北の非対面での対話に備え、4月にソウル市内の南北会談本部にビデオ会議室を設けた。


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