このため、MBCスポーツ中継番組制作のシステム、慣行自体に問題があるではないかという指摘が出ている。
24日、MBCは「23日夜の東京オリンピック開会式を中継放送した際、各国の紹介映像と字幕の一部に不適切な写真と表現を使用した」とし「該当国の国民と視聴者の皆さんに謝罪申し上げる」と明らかにした。
問題になった映像と字幕についてMBCは、「開会式に国別に入場する選手団を短時間で簡単に紹介しようとする意図で準備した。該当国への配慮と悩みが不十分であり、検収過程も不十分だった。弁解の余地のない過ちだ」とし、過ちを認めた。
23日の開会式中継でMBCは、ウクライナ選手団の紹介でチェルノブイリ原発の写真を、エルサルバドル選手団の紹介にはビットコインの写真を使用した。
また、ハイチ選手団の紹介には「大統領の暗殺で政局は霧の中」という字幕とデモの写真を使い議論を呼んだ。オリンピック参加国の紹介として不適切な内容だったためである。
このような不適切な紹介、写真の使用は、2008年の北京オリンピック開会式の中継の際にも問題となっていた。
当時の映像でMBCは、キリバス選手団の紹介で「地球温暖化で島が沈んでいる」とし、ジンバブエ選手団の紹介では「殺人的なインフレーション」、チャド選手団の紹介では「アフリカの死んだ心臓」と説明し、弱小国に対する過度な否定的な説明をし、顰蹙(ひんしゅく)を買った。
当時、MBCは放送通信審議委員会で懲戒処分である「注意」措置を受けている。
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