地下鉄火災の鎮火・乗客救助など…ソウル交通公社が「義人」7人を選定=韓国(画像提供:wowkorea)
地下鉄火災の鎮火・乗客救助など…ソウル交通公社が「義人」7人を選定=韓国(画像提供:wowkorea)
去る7月3日未明の3時42分、ある放火犯はソウル地下鉄5号線のキルドン(吉洞)駅地下一階の待合室で八角椅子にあった安全ベルトに火をつけた。この通路を歩いており、犯行を偶然目撃したファン氏は、迷いなく通路の隅にあった非常用の砂をかけた。この結果ファン氏のおかげで火は大きくならず鎮火した。

ソウル交通公社は今年上半期、ソウル地下鉄1~8号線で乗客救助・安全確保に携わった「地下鉄の義人」7人を選定したと、3日に明らかにした。交通公社は選定された義人たちに、それぞれが活躍した駅に彼らを招待し、報奨金と感謝の碑を送り、感謝の意を表現し彼らの行動をたたえた。

義人たちが行った行動は、地下鉄で急に倒れた他の乗客を積極的に救助したり、盗撮犯の犯行現場を目撃、すぐに駅に伝え犯人の検挙に繋がった例もある。また、先述のように放火を速やかに鎮火させるなどである。

ソウル交通公社は、市民褒賞審議委員会を毎年上・下半期に開催し、地下鉄で発生した施設物障害、人命救助、放火鎮圧、犯罪対応などの安全事故予防に大きな役割を与えた市民を義人として選定し、褒賞している。

ソウル交通公社関係者は、「しだいに世知辛くなっていく社会だが、義人たちの暖かい行動を見ると情と義がまだ生きていることを感じる」とし、「苦労を惜しまず地下鉄の安全を守ってくださった義人たちに、今一度感謝を伝える」と話した。
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